その頃、蜂須賀3姉弟は話し合っていました。
リンファ:「4か国と聖天協会の軍艦6隻、戦闘機23機が、ベイロンシティを射程に収めていたわ。あと30分鎮圧が遅かったら、ベイロンシティは地図から無くなっていたかも。」
アキノ社長:「暇ね。カンナちゃんは?」
芦屋局長:「市庁舎の最下層に封じています。気の毒ですが。」
アキノ:「折角命がけで救い出したのに、シュウも浮かばれないわね。」
街を去るシャロンをアヤノが見送りに来ていました。
アヤノ:「シュウには会っていかないの?」
シャロン:「会ったよ。今朝まで、ずっとホテルで一緒だった。・・・冗談だ。わたしはお前ほど、あきらめが悪くない。」
アヤノ:「二度と戻ってくんな!!このアマ!!」
両親とマイルズの墓参りに来たシュウを、外で待っていたキサラ。
キサラ:「終わった?」
シュウ:「お前も来てもよかったのに。」
キサラ:「わたしの失った記憶を教えてほしい。あなたと、どういう風に出会って、どうして、こういう関係になったのか?」
シュウ:「ああ。少しづつ、長い時間かけて話そう。」
シュウの自宅兼事務所に帰ってきた二人。
シュウ:「寄ってくだろ?たくさん話しするって、言ったじゃん。」
で、中に入ると、誰かが言います。
「お帰り。」
誰????????????????
入るなり、キサラを抱きしめるシュウ。
シュウ:「嫌なら、そう言ってくれればいい。」
ふと、人の気配?を感じて、照明をつけると、カンナがご飯を食べてました。
その頃、カンナの脱走を感知した市庁舎は大騒ぎです。
キサラ:「今月に入って、何度目の脱走よ?」
カンナ:「だって、お兄ちゃんに、やっかいな虫がつかないか、心配なんだもん。そしたら、大正解。これも神様のお導きかしらね?」
シュウ:「君らが神様信じたら、まずいでしょう?」
キサラ:「いい加減、大人になりなよ。カンナ。シュウ、あなたがちゃんと言わないから、つけあがるんだよ!」
カンナ:「なに?その正妻づら。お兄ちゃんの家なんだから、あんたのほうがよそ者だよね?」
キサラ:「随分と口が廻るようになったよね?数日前まで、うーうー唸ることしかできなかったくせに。」
カンナ:「そっちこそ、口を開けば、シュウ君シュウ君。発情してばっか。」
そこへAAAのアヤノが突入してきて、
アヤノ:「抵抗をやめなさい。カンナ!」
シュウ:「一番何ともできない人、キター!」
アヤノは、キサラとカンナ両方に銃を突き付けて、
アヤノ:「いくら人間では相手にならないからって、自分勝手に動いちゃ、職員も迷惑でしょ!!」
キサラ:「アヤノは、黙ってて。これは私たちだけの問題なの。」
カンナ:「ほらね。こんな、悪魔みたいに図々しい女に、お兄ちゃんのこと、任せられないわよ。」
アヤノ:「それは、同意しかない。」
キサラ:「あっちだって、悪魔でしょ!!!!」
シュウ:「3人とも落ち着いて。」
カンナ:「お兄ちゃんは、誰の味方?」
痴話げんかの末に、部屋は爆破されます。それを見ていたアキノ社長と芦屋局長は、
アキノ:「撤収して、いいかしら?」
以上で、Engage Kissのレポートはおしまいです。
(^_^)2022.11.27.

























