お別れです。
アミュ:「ありがとう。フィオナ。」
フィオナ:「さようなら。アミュさん。」
馬車に乗ったセイカとアミュが話します。
セイカ:「なあ、アミュ。一つ聞いていいか?馬車って、どうやって動かすんだ??」
その二人の様子を城壁の上から、フィオナが見ています。
そのフィオナの陰に潜む何かが問いかけます。
何か:「フィオナ。あれは何者なんだ?あれ程の存在を我は知らない。」
フィオナ:「此度の魔王ですよ。」
何か:「魔王様だと??なぜ、魔王様が勇者を守ろうとするのだ?」
フィオナ:「それは彼にとって、親しい人だからです。」
何か:「それだけで?お前になぜそんなことが判る?」
フィオナ:「判りますよ。幼い頃は、力を使って、何度もあの方と会おうとしていましたから。セイカ様は、他人のために力を振るわざるを得なくなる。たとえ、その先に破滅が待ち構えていると知っていても。そういう優しい方なのです。」
これでレポートを終わります。
個人的には、このお話好きです。続きがあるといいなあ。。










