五等分の花嫁∬(6)相乗り

勉強に疲れた五つ子の気分転換のため、午後からオフにして、遊園地に来ました。

風太郎は、観覧車に逃げた四葉をすぐに発見し、

風太郎:「相乗り良いですか?」

四葉:「・・どうぞ・・・。しっかり、隠れたはずだったのに。なぜ、見つかったのでしょう?」

風太郎:「リボンが見えてた。ここで勉強してたのか?」

四葉:「わたしは体力があるので、まだ大丈夫だと思いました。そして、わたしが姉妹の中で、一番、おバカなのです。」

風太郎:「みんな、知ってる。」

そこで、四葉は真実を話します。

四葉:「私達が前いた学校は名門で、そこで落第しました。追試のチャンスを与えられたのですが・・・・」

風太郎:「まさか、お前だけ、落ちたのか?」

四葉:「さすが上杉さん。正解です。みんな、わたしについて来てくれたんです。もう、みんなの足は引っ張りたくない。」

そこで、風太郎は国語がちゃんとできる四葉に気づきます。

風太郎:「姉妹によって得意科目がある。お前は国語が得意なんだ。」

四葉:「おバカなわたしに、できることがあるんですか?」

風太郎:「ああ。今度はお前がみんなの手を引いていくんだ。」

四葉:「はい。任せてください!」