不徳のギルド(12)「謎解きリトル」について1

キクルとヒタムキは古書店にやってきました。

イズミーンミル:「こう見えてアラフォーだ。ヒタムキ嬢の肉体を隅々まで、入念に調べてほしいんだったな。」


その頃、残った3人はレシピ通りの料理をしていました。

メイデナ:「おいしい。」

トキシッコ:「普通においしい。レシピ通りに作ったら、そこそこの物ができるんだな。」

ハナバタ:「確かにおいしいが、技能を要求される部分は、まだ至らない。」

トキシッコ:「ねえ。レシピをまねて作った料理って、それはレシピが作者ってことだよね?」

ハナバタ:「手作り料理の定義って、なんだ?」

メイデナ:「手で作ることじゃない?」

トキシッコ:「ただ、馬鹿正直にレシピを守り、工夫もしない、3人がかりで仕上げたのは、ヒタムキの完全下位互換。」


イズミーンミル:「人が持つ魔素の吸収率は1%以下。それをヒタムキ嬢は100%。消費したマナを瞬時に回復できる。」

そうです。ヒタムキからは貴重なマナを無尽蔵に吸収できるので、魔物はヒタムキを殺さないで舐めまわしていたのでした。


キクルの家に帰りついたキクルとヒタムキは、大変な状況を目撃します。

そこにはノマもいて、

ノマ:「僕の知ってるシチューじゃない。」


そして、今日もキクルの苦悩は続くのです。(^_^)

キクル:「俺の青春、これでいいんだろうか?」

以上で、レポートを終了します。(続編あると、いいなあ。)