お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(12)-臆病だった自分にさようならを6

真昼が周の家に来ました。

真昼:「周君、多分色々、言いたいことがあると思います。先に一つ言わせてもらっていいですか?逃げ道を塞いで、周君にとって、あまり好ましくない視線を集めてしまったことは申し訳なく思います。ごめんなさい。こうなることは、判ってましたから。」

周:「真昼も判ってやっていることは、俺も理解してた。」

真昼:「怒らないのですか?」

周:「それはない。」

真昼:「良かった。」

周:「俺も謝っていいか?臆病でごめん。判っていて、踏み込むのが怖くて。真昼の気持ちに気づかないフリをしてた。」

真昼:「それはお互い様です。わたしも同じようなものです。言ったでしょ?わたしはずるいんだって。」

周は真昼の肩を抱き寄せて言います。

周:「俺から言わせてくれ。心から好きな人に出会うと、人は変わるんだな。出会ったときは、真昼、可愛げなかったから、利害関係でいいと思ってた。それが物足りないって思うようになった。もっと知りたいって思うようになった。触れたいって、思うようになった。大切にしたいと思うようになった。欲しいって思った。初めてだったんだ。こんな気持ち。」

真昼:「はい。」

周:「真昼が物好きって言われないよう、頑張っていい男になるよ。真昼のことが、誰よりも好きだ。俺と付き合ってくれ。」

真昼:「うん。」

これで、レポートを終わります。原作はまだ続きますが、アニメが第二期、難しいだろうなあ。(^_^:)