ここまで認知症が進んでしまうと、とても家には帰せません。
1ヶ月に一度、施設・ケアマネージャー・親族と打ち合わせしつつ、当人の経過観察と、実家・駐車場の管理をトムさんに全面移管する手続きを進めていきました。
でも、少しづつ、離すことが判らなくなっていき、周りの人が面会に行っても、誰なのか判らなくなっていくのを見ているしかないのは、辛いものです。
当人は、何でもできる人でした。仕事をずっとしていて、家の管理、駐車場経営、特に料理に関しては店を切り盛りしていたほどなので、かなりの腕前でしたが、すべてできなくなりました。
始めに、地域包括センターの人が、「様子がおかしい」と言い出してから、たった3年でした。
やはり、胃ガンの手術が、大きく進むきっかけになったのだと、考えています。