図書室で話します。
杏奈:「そうか。黒板が見えなかったのか。」
京太郎:「とりあえず解決したから。」
前列が足立と京太郎。後列が原さんと杏奈です。
杏奈:「ごめんね。」
京太郎:「いや。山田も色々あるだろうし。映画とか・・」
杏奈:「市川って、映画興味あるの?主人公を追いつめる刑事の娘役。名前もあるんだよ。女子高生で、刑事さんは途中で死んじゃうんだけど。」
教室にいたときより嬉しそうな杏奈ですが、京太郎でセリフの練習をし始めます。
杏奈:「マジキモイ!」
図書室は人の目があるので、人気のない所を提案する京太郎です。映画の上映は再来年の夏。そのころ、ふたりは中学を卒業してます。
杏奈:「見てくれる?」
京太郎:「見られるよう善処する。」
杏奈:「終わり。もう言えない。」
杏奈は嬉しいそうです。完全に、恋する乙女の顔になっています。京太郎はいつ気づくでしょうか???













