フィオナ:「セイカ様。どちらですかあ?お茶でも如何ですかあ?どちらですかあ???」
フィオナはランプローグ家でセイカに纏わりついています。で、セイカは逃げ回っています。
ユキ:「随分とあの姫巫女に気に入られたのですね?あの姫巫女はセイカ様の脅威と鳴り得るでしょうか?」
セイカ:「いや、大丈夫だろう。深く関わらなければ。」
セイカは庭でアミュに会います。
アミュ:「あんたの兄貴に稽古つけてもらってたのよ。さっぱり勝てなかったけど。」
セイカ:「(なぜ、アミュはグライに勝てないんだ?勇者なのに???)」
アミュ:「何してるの?」
セイカ:「殿下から隠れているんだよ。」
明日には学院に帰るという日。セイカはフィオナと負けたら勝った方の言う事を一つ聞くという賭けをします。
フィオナ:「セイカ様。この世で最強の駒とは何だと思いますか?」
セイカ:「裏で物事を操る政治家こそが最強の駒でしょう。」
フィオナ:「私考えは異なります。最強は、盤の外にいる者たちですわ。この国の民です。」
セイカ:「名もなき民衆こそが最強であると?」
フィオナ:「税収がなければ政治家は存在できません。だから、彼らを滅ぼすことはできない。」
そして、未来視の力について話します。
フィオナ:「見えたところで、未来は変わるもの。だから私は軟禁されるのではなく、自分の意思で生きようと決めたのです。」
フィオナ:「本音ですが、私は助けたいのです。例えるなら、草原の穴に転げ落ちる子供を助けたいのです。詳しくは言えません。」
セイカ:「応援しますよ。」
フィオナ:「嬉しいです。どんなお願いを聞いてもらうかは、考えておきますわ。」
ここで、重要な事が2つ出てきました。アミュは勇者なのに、なぜグライに勝てないのか?フィオナが助けたいものは、なんなのか?です。
その答えは、どちらもセイカなのです。














