リゼは重ねて言います。
リゼ:「お前には見えているだろう?あの少年には、あらゆる精霊が近づかない。まるで、魔族の瘴気でも嫌っているかのように。」
イーファ:「確かにセイカ君は少し変わってますが、人間です。」
リゼ:「なぜ、そう言い切れる?あの少年の両親は、本当にランプローグ伯爵と、その妻なのか?」
イーファ:「お父さんは、旦那様ですが、お母さんは判りません。」
リゼ:「その女が魔族でなかったと、なぜ、言い切れる?イーファ。あの危険な主人から離れるべきだ。とりあえず、ハレムを見学してみないか?」
段々、核心に迫ってきているようです。






