セイカ:「もしかして、部屋に一人でいるのが不安か?」
イーファ:「うん。」
で、大きなベッドに二人で寝ることになりました。当然、イーファは覚悟してますから、
イーファ:「よろしくお願いします。」
が、セイカは兄妹扱いです。(正確には姉弟ですが。)
セイカがセシリオ王子のハレムの件を切り出すと、そんなことは考えてもいなかったイーファには、セイカに嫌われてしまったと受け取れました。
イーファ:「こないだのような時でも、魔法が使えるようにがんばるから。だから、(嫌いにならないで)」
セイカ:「いや、違うんだ。そうじゃない。誤解だよ。君が邪魔になったわけじゃない。」
イーファ:「セイカ君は私がハレムに入っても、なにも思わないの?」
セイカ:「そりゃ、寂しいさ。でも、悪い話じゃないし、誰だっていずれ、自分の道を進まなきゃならない。」
イーファ:「じゃあ、考えてみるよ。もう寝るね。お休み。」
イーファは泣き顔になっていますが、セイカには悟られまいと我慢しています。(^_^;)
翌朝、セイカが目覚めたとき、イーファは既にいませんでした。
ユキ:「昨夜はいささか酷だったのでは?ユキはあの娘が不憫になってきました。ユキには判ります。あの娘、幼い頃から、ずっと、セイカ様を恋い慕っておりますよ。」
ここに至って、セイカはイーファの恋心を理解したと思います。












