キサラは一人で座り込んでいました。
アヤノ:「戦い方は覚えているのね?」
キサラ:「何も考えなくても、体が勝手に動くから。」
シャロン:「記憶を失ったところで、脅威であることには変わりないな。」
アヤノ:「協会は、まだキサラを狙う気なの?」
シャロン:「協会のほうは・・・そうだな。滅ぶまで諦めることはないだろう。」
アヤノ:「あなたは?」
シャロン:「少なくとも、今日はこれ以上働かせるのは、止めてくれ。」
キサラ:「これから、どうしようかな?ここは人間社会らしいし。なのに、私は悪魔らしいし。おかげで命を狙われてたりするらしいし。この世界に私の居場所あるのかな?」
初めてキサラを抱きしめたアヤノが言います。
アヤノ:「そんなの、あなたが心配する必要ないのよ。」
そのころ、カンナを掘り出したシュウは、
カンナ:「お兄ちゃん。」
カンナを12年ぶりに抱きしめていました。










