見える子ちゃん(4)お風呂はやめて

みこは祈ります。

みこ:「(お願い。お風呂はやめて!しかたない。こうなったら。)」

と、お風呂から出ようとしたところ、何かが動き始めます。

みこが、「もう限界!」と思ったそのとき、弟が入ってきます。

弟:「姉ちゃん。たまには一緒に風呂はいろうか?」

みこはほっとします。

みこ:「恭介。背中流してあげる。」

恭介:「姉ちゃん。彼氏いるの?」

みこ:「いない。」

恭介:「隠さなくていいよ。」

みこ:「隠してないし。いないよ。」

姉と弟の会話によって、無視された霊は、風呂場の隅で座るだけでした。

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