探偵はもう、死んでいる(1)君塚君彦

巻き込まれ体質の中学生、君塚君彦は、あるときも、アタッシュケースを持たされて、飛行機へ乗ってしまっていた。

なぜこうなったのか?彼にも判らない。

キャビンアテンダント:「お客様の中に、探偵はいらっしゃいますか?」

君塚:「?? 聞き間違えか?」

すると、君塚の隣に座っていた銀髪の少女が

少女:「はい。私は探偵です。」

と手を上げたのです。

それが、彼女、シエスタと君塚の出会いでした。

君塚:「あんた、何言ってるんだ?探偵??」

少女:「わたしが探偵で、こっちが助手です。」

そう言うと、君塚を掴んで立ち上がりました。

少女:「シエスタが、わたしのコードネーム。」

コクピットに入ると、そこにはハイジャック犯がいて、

犯人:「思ったより若いな。どっちが探偵だ?」

シエスタ:「あなたの名前は?」

犯人:「コウモリ。コードネームだがな。」

シエスタ:「ほら。みんなコードネームを持ってる。」