僕の心のヤバイやつ!(12)僕は僕を知ってほしい1

元旦。家族と初詣に来た京太郎。杏奈とは30分後に、同じ場所で待ち合わせの約束をしています。家族と参拝後、理由を付けて杏奈と合流する手筈でした・・・が。

京太郎の母親:「あら?京ちゃん。あそこにいるの山田さんじゃない?」

京太郎:「(ひええええ。なんでいつも早く来るんだよ?)」

姉:「京ちゃん。山田さんって、彼氏いる?完璧なお洒落。頻繁に手鏡確認。笑顔を練習。明らかに好きな人を待っているような感じ。」

京太郎は、その言葉を聞いて真っ赤になってます。

でも、杏奈の方から寄ってきました。

杏奈:「あけましておめでとうございます。山田杏奈といいます。」

杏奈の挨拶は京太郎の家族向けとして、完璧な笑顔でした。