期末テストでまた学年一位をとった真昼を、格好の皆が褒めています。でも、『さすが椎名さん』という感じで、陰で努力していることを知っている周は、
周:「(俺だけでも何かお祝いを・・)」
と考えます。
※因みに周は21位です。何気に頭いい。
その日、真昼は周の家の冷蔵庫に、ケーキがあるのを見つけます。
真昼:「周君。これ、なんですか?」
周:「ああ。ケーキ。お前に買ってきた。」
真昼:「なんでまた?」
周:「お前学年一位だったろ?ささやかなお祝い。一位おめでとう。いつも頑張っているし、たまにはご褒美ってことで、良いんじゃないか?」
真昼:「ありがたく、戴きます。」
それを見ている周に対し、真昼はケーキを差し出します。
周:「えっ!?食べたかったわけではない。」
真昼:「違いましたか?周君にも食べる権利はあります。」
で、周はパクッといきますが、これは”あーーん”ですね。真昼の行為に対し、何をやったのか判らせるため(?)、周も
周:「ちょっと貸せ。」
と”あーーん”をやり返します。
真昼:「えっ!?あの?」
周:「食べろ。」
真昼もパクっといきますが、気づきます。
周:「感想は?」
真昼:「美味しいです。」
周:「違う!食べさせられた感想だ。」
真昼:「非常に、居たたまれなくなりました。」
周:「だろうな。こういうの人にすると、勘違いされるぞ。(油断されるのも、困ったもんだ。)」
この時、すでに真昼は周のことを信頼していたのでした。












