陰の実力者になりたくて!(18)について3

アイリス:「選手ではありませんが、一人注目している方がいます。武神祭の初代優勝者で、武神と言われたエルフの剣聖が王都に来ているようです。ベアトリクス様に、本選出場者は誰もが注目しています。」

シド:「(ベアトリクス。結構強いかと思ったけど、有名人だったのか。)お花を摘みに。」

席を外したシド。強者の気配を感じます。

ベアトリクス:「シド。」

話しかけられました。

ベアトリクス:「ベアトリクスよ。無視した?」

シド:「してないよ。」

ベアトリクス:「ほんとうに?」

シド:「ほんとうだよ。」

ベアトリクス:「そうか。」

シド:「そうだよ。」

※さすがにベアトリクスのレベルになると、シドの力を隠しきれないのでしょう。シドはモブとして、絶対しらを切ります。

ベアトリクス:「あれから、わたしとよく似たエルフとは会わなかったか?」

シド:「会ってないよ。それじゃ。」

ベアトリクス:「それじゃ。」

と、別れます。

※アルファのことも、絶対に隠し通します。

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