姉のクレアとの、約束をほっぽっていたため、自室のベッド上で組み伏せされてしまったシド君。
姉には絶対に手を出さず、モブで通しているシドなのです。
クレア:「寮の前でわたしが何を考えていたか、あんたに判る?」
シド:「判んない。」
クレアはシドが大好きなのに、ツンしか表に出さないのはなんででしょうかね?
クレア:「人間が、どれくらい呼吸を止めていられるか?試してみましょうか?あんたは、いつもそう。私との約束を、平然と反故にする。最後のチャンスよ。武神祭の特別席の入場券。普通じゃ、手に入らないわ。あげるから、試合を見て勉強しなさい。」
シド:「今年は姉さん、出場しないんだっけ?」
クレア:「ローズ王女の代わりに出場することになった。まさか、知らなかったとは言わせないわよ?長生きしたければ、姉をないがしろにしないことね。」
シド:「はあい。」
クレア:「必ず優勝するから、絶対に見てなさいよ。」
シド:「はあい↘」
シドのやる気のなさに、また首を絞めるクレアです。
※クレアの言いたいのは、”あたしの試合を、応援に来て❤”なのですが、素直にならないのは、いつもシドはシャドウになって、姉のことをないがしろにするためです。
そもそも、シドがいなければ、悪魔憑きとして死んでいたクレアなのですが、もしかしたら、薄々感づいているのかもしれません。ツン属性のクレアはおくびにも出しませんが。(^_^)









