武神祭で、どうかっこよく振舞おうか?考えているシドは、競技場で、武神ベアトリクスとすれ違います。
ベアトリクス:「エルフの匂いがする。」
シド:「友達が、何人かいるよ。」
ベアトリクス:「わたしはエルフを探している。わたしによく似ている、妹の忘れ形見だ。心当たりはないか?」
フードをとった顔は、アルファにそっくりです。明らかに探しているのはアルファだと、気づいたシドですが、
シド:「ちょっと心当たりないかな。」
ベアトリクス:「ほんとう?」
シド:「うん。」
ベアトリクス:「そっか。」
何かを感じ取ったのでしょう。ベアトリクスはいきなり剣を抜きましたが、
シド:「(わかるよ。寸止めだろう?それなら、モブらしく・・・)」
驚いて、倒れて見せたのです。
ベアトリクスは、シドの実力を読み違えたと、受け取ってしまいます。
ベアトリクス:「ごめん。間違えた。いい手だ。君は強くなる。」
こうして、シドに胡麻化されたのです。












