見える子ちゃん(4)朝

みこは、朝起きると「今日は見えませんように。」と祈っています。

でも、今朝は見えています。

母:「やっと起きたの?」

恭介:「また寝坊かよ。」

父:「おはよう。」

相変わらず、霊は徹底して見えないふりをするみこちゃんです。

母:「みこ、どうかしたの?」

みこ:「なんでもない。」

恭介:「冷蔵庫のプリン。姉ちゃんの?」

みこ:「そう。」

恭介:「名前描いておかないと、去年の父ちゃんのように食べられちゃうぞ。」

父:「恭介、蒸し返すなよ。」

みこ:「・・・・・。ご馳走様。」

母:「もう食べないの?」

みこ:「ごめん。ちょっと食欲が。」

みこは、学校行く前に、プリンを仏壇に供えます。そう、会話で父だけ無視しているみこですが、父は1年前に他界していたのです。(T_T)

父:「なんだ。くれるのか?ごめんな。去年、勝手に食べちゃって。ずっと、謝りたかったんだけど。仲直りできないままだったな。」

霊は無視するみこですが、父の言葉には、涙するのでしした。そして、仏壇に向かって「行ってきます。」

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