ヴィクトリカが謎解きをします。
ヴィクトリカ:「ロクサーヌは大規模な占いを行った。11の国から孤児を集め、それを野うさぎとして放ち、生き残ったものが戦火を勝ち抜くというもの。この事件は10年前の春に起こった。」
久城:「10年前は、サラエボ事件だ。世界大戦が起こった。まさかね?」
ヴィクトリカ:「いや、それで正しい。政府関係者は占い師を使い、未来を読もうとした。おい!中途半端な秀才の久城。戦争の結果を言ってみたまえ。」
久城:「世界大戦は連合国の勝利に終った。」
ヴィクトリカ:「国名は?」
久城:「フランス、イタリア、イギリス、アメリカ、そしてソヴュール。」
ヴィクトリカ:「占いは当たったのだよ。」
クイーンベリー号事件の主犯、ジュリーがブロア警部達に連行されるとき、占い師ロクサーヌを殺した犯人とすれ違います。それはジュリーとともに生き残った、リィだったのです。
野うさぎ2匹が、10年掛けて恨みをはらしたのでした。





